チームビルディングにオリジナルボードゲームを制作すべき理由|市販品との違いと設計のポイント

「チームビルディングのイベントを実施しても、翌週にはいつも通りに戻ってしまう」
「市販のゲームで盛り上がったけど、それで終わった感じがする」
「自社らしいチームビルディングを作りたいけど、どうすればいいかわからない」

こうした悩みは、組織開発や人事の担当者から頻繁に聞かれます。この記事では、チームビルディングの目的でオリジナルボードゲームを制作することの意義と、設計のポイントを解説します。市販のゲームとの比較も含め、「なぜオリジナルで作るのか」を明確にします。

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なぜ効果が続かないのか

チームビルディングの効果が長続きしない原因は、多くの場合「体験が職場の日常とつながっていない」ことにあります。

社外のアクティビティや市販のゲームで盛り上がっても、「楽しかった」以外の記憶が薄れ、翌週には元通りの職場に戻ります。

効果が続くチームビルディングに共通するのは、「体験の中に、日常の仕事のパターンが映し出される」ことです。「あの場面、うちのチームの議論スタイルそのものだよね」「ゲームの中でも私、いつもと同じ動き方してた」、こうした気づきが、職場での行動変容につながります。

市販ゲームとオリジナルゲームの根本的な違い

市販のゲームも、チームビルディングの場を盛り上げるのには十分な効果があります。では、オリジナルボードゲームで制作することで何が変わるのでしょうか。

比較軸市販ゲームオリジナルボードゲーム
ゲーム後の会話「楽しかった」「また遊びたい」「あのシーン、職場でもあるよね」「自分のクセが出た」
自社文化との接続できない自社のバリュー・課題を直接組み込める
毎回同じ体験になるリスク高い(参加者が変わるだけ)カスタマイズ・バリエーションを設計できる
ブランディング効果ない「うちの会社ならではのゲーム」として社員の誇りになる
費用低(数万円〜)高(50万円〜)
向いているケース単発イベント・試してみたい継続的な組織開発・文化形成

オリジナルボードゲームで実現できるチームビルディングの要素5選

①自社のバリューを「判断基準」として体感させる

「うちのバリューはコラボレーションだ」と言葉で聞いても、日常の行動はなかなか変わりません。しかしゲームの中で「個人の利益を取るか、チームの利益を取るか」という判断を繰り返すことで、バリューが「行動の基準」として身体化されていきます。

②チームの「コミュニケーションパターン」を可視化する

あるチームは「誰かが声の大きい人に引っ張られる」パターンを持ち、別のチームは「全員が発言するが決断が遅い」パターンを持っています。

オリジナルボードゲームでこのパターンが浮き出る場面を意図的に設計することで、振り返りの中で「自分たちのチームはこう動きがちだ」という気づきが生まれます。

③役割の多様性を活かす場面を作る

「得意な人が一人活躍して終わり」にならない設計が重要です。情報収集が得意な人・直感で動く人・慎重に判断する人など、それぞれの役割がゲーム内で意味を持つように設計することで、チームの多様性が「強み」として機能する体験を作れます。

④「共通の失敗体験」が関係性を深める

チームの絆は、成功体験より失敗体験から生まれることが多いです。ゲームの中で一緒に失敗し、笑い飛ばし、次のターンで取り返す、この体験の共有が、日常では生まれにくい「仲間意識」を生み出します。

⑤振り返りで「共通言語」が生まれる

ゲーム後の振り返りで「あのシーン、どう判断した?」という対話が生まれます。この対話から「うちのチームはこういう傾向があるね」という共通認識が生まれ、それがチームの「共通言語」になります。この共通言語が、その後の職場でのコミュニケーションを円滑にします。

ASOBOARDが「自社文化の組み込み」にこだわる設計プロセス

ASOBOARDがチームビルディング用ゲームを設計するとき、必ずヒアリングするのが「このチームの”あるある”な失敗パターン」です。

「会議で声が大きい人の意見に流されがち」
「全員が礼儀正しすぎて本音が出ない」
「リーダーが決めてくれるのを待つ受け身な文化がある」

こうした組織特有のパターンをヒアリングで引き出し、ゲームの中でそのパターンが自然と浮き出る設計にします。参加者がゲームを終えて「これ、うちのチームそのものだ」と気づいたとき、チームビルディングとして最大の効果が生まれます。

ASOBOARDのメンバーには採用支援・組織開発の経験を持つ人材が複数在籍しており、「組織のパターンをゲームに落とし込む」専門的な視点を持っています。単なるボードゲーム制作会社ではなく、組織開発のパートナーとして関わることがASOBOARDの強みです。

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ボードゲーム設計で押さえるべき3つのポイント

ポイント①:全員が「発言できる」仕掛けを作る

特定のメンバーだけが活躍するボードゲームにすると、チームビルディングの効果が限定的になります。全員に「この場面では自分が判断する」という役割が回ってくる設計が重要です。

ポイント②:ゲームの「難易度調整」を丁寧に行う

難しすぎると参加者が萎縮し、簡単すぎると盛り上がりが生まれません。テストプレイを複数回実施して「このチームが夢中になれる難易度」に調整する工程を省略しないことが、チームビルディングゲームの成否を決めます。

ポイント③:ファシリテーション設計を必ずセットで行う

ゲーム後の振り返りの質が、チームビルディングの効果を決定的に左右します。

「どんな問いを立てるか」「何分の振り返りを設けるか」「どうやって行動変容につなげるか」など、これらを事前に設計しておくことが必須です。ファシリテーターが当日アドリブで対応するのでは、せっかくのゲーム体験が「楽しかっただけ」で終わってしまいます。

制作費用・スケジュールの目安

規模・内容費用目安期間目安
チームビルディング用カードゲーム80万〜150万円3〜4ヶ月
バリュー体感型ボードゲーム120万〜250万円4〜5ヶ月
組織開発用本格ゲーム(ファシリ設計込み)200万〜350万円5〜6ヶ月

まとめ

チームビルディングの「一過性問題」を解決するには、自社の文化・課題・バリューが組み込まれたオリジナルボードゲームが最も効果的です。

「楽しかった体験」で終わらせず、「職場での行動が変わる体験」を設計するために、ASOBOARDは組織開発の視点からゲームを一緒に作ります。

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心理的安全性を高めるボードゲームについては下記の記事で解説しております。

心理的安全性をゲームで高める方法|オリジナルボードゲームで変わる組織の対話文化

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