ボードゲーム研修とは?企業研修で利用できるボードゲームの効果・メリットを徹底解説

「研修で知識は伝えたはずなのに、現場で社員の行動が変わらない…」。その課題、従来の座学中心の研修形式では解決できません。

今、多くの企業が注目しているのが、遊びを通して「感情を伴う学び」と「行動変容」を促すボードゲーム研修です。

本記事では、ボードゲーム研修がなぜチームビルディング、リーダー育成、理念浸透に絶大な効果を発揮するのかを徹底解説。人的資本経営時代に求められる「学びの再設計」と、失敗しないための導入・設計プロセスまで、具体的なメリットと共にご紹介します。

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ボードゲーム研修とは?

ボードゲーム研修とは、企業が抱える課題や学習テーマを「ゲーム」という形で再現し、参加者が遊びながら学ぶことを目的とした体験型の研修プログラムです。

実際のビジネス現場に近いシチュエーションを、ゲームの中にシミュレーションとして落とし込み、チームで協力・対立・交渉を繰り返しながら成果を目指します。

プレイヤーはその過程で、

  • 自分の判断や行動の癖に気づく
  • 他者との価値観の違いを体感する
  • チーム全体で戦略を立てる重要性を学ぶ

といったリアルな学びを得ることができます。

座学では得られない「感情を伴う学び」

従来の研修は、講師が知識を一方的に伝える形式が多く、受講者の学びが受け身になりやすいという課題がありました。一方でボードゲーム研修では、プレイヤーが“その場で意思決定を迫られる”ため、思考・感情・行動がすべて動きます。

たとえば、経営シミュレーションをテーマにした研修では、「利益を追う判断」と「チームの士気を保つ判断」が対立します。

このような葛藤と体験が、“現場で使える判断力”や“他者への共感”を生むのです。「楽しい」だけで終わらず自ら気づき、行動を変えるきっかけになるこれがボードゲーム研修の最大の特徴です。

人的資本経営とボードゲームの親和性

もう一つ、ボードゲーム研修が注目される背景に、「人的資本経営」の流れがあります。

2023年度から、有価証券報告書に「人的資本に関する情報開示」が義務化され、企業は「人材育成」や「スキル形成」への投資内容を、経営戦略の一部として開示することが求められるようになりました。

その結果、「どんな研修を実施したのか」ではなく、「どんな学習効果・行動変容が得られたのか」が問われる時代に変わりました。ボードゲーム研修は行動を促せる研修のため、人的資本とは相性が良い研修施策になります。

ボードゲームが持つ「再現性」と「持続性」

また、ボードゲームは一度制作すれば何度でも使える教育資産です。一過性の研修イベントではなく、部署・階層・年度ごとに内容を少しずつカスタマイズして運用できます。

例えば、新入社員研修では「理念体験ゲーム」、中堅層では「マネジメントシミュレーション」、幹部層では「経営戦略ゲーム」といったように、階層別に発展的に活用することも可能です。

これにより、「学びが継続する」「共通言語が生まれる」研修文化を企業内に根づかせることができます。

ボードゲーム研修は新たな研修手段

ボードゲーム研修は、単なる“遊びながら学ぶ”というエンタメ的要素を超えて、企業文化を醸成し、人を動かす仕組みとして機能しています。

学びの主役を「講師」から「参加者」へ、知識の伝達から、行動変容へ。この流れこそが、これからの研修設計の中心にあるべき考え方です。そしてその中心に、「ボードゲーム研修」という手法があります。

弊社ASOBOARDが提供するのは、単なるゲームではありません。ビジネスの現場で直面するジレンマを精緻に再現し、参加者の「本気」を引き出す研修プログラムです。座学では届かない領域へアプローチしたい企業様は、ASOBOARDに一度ご相談ください。

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ボードゲーム研修の効果とメリット

研修の本質は、「知識を得ること」ではなく「行動が変わること」にあります。どんなに良い講義でも、現場で活かされなければ意味がありません。

ボードゲーム研修は、まさにこの“行動変容”を生み出すための設計思想を持ったプログラムです。ここでは、実際に多くの企業で効果が実証されている4つの目的別メリットを紹介します。

ボードゲーム研修のメリット①チームビルディング効果:信頼と対話の創出

組織における「協働の質」を高めるには、信頼関係と心理的安全性が欠かせません。しかし、これを座学で教えるのは難しいです。

しかし、ボードゲーム研修では、チームが一つの目標を追う中で、自然と「対話」「意思決定」「協力」が発生します特に、協力型ゲームではこんな変化が見られます。

  • 普段発言しないメンバーが積極的に意見を出す
  • 意見の対立を“前向きな議論”として扱えるようになる
  • メンバー同士の距離感が短時間で縮まる

プレイ中の「感情の共有」こそが、心理的安全性の種になります。チームの空気が変わり、研修後のプロジェクト進行にも好影響を与えます。

ボードゲーム研修のメリット②リーダー育成効果:判断と責任を体感する

リーダーに求められる資質の多くは、「正しい知識」ではなく“限られた情報の中で決断し、結果を引き受ける姿勢”です。ボードゲーム研修では、時間制限やリソース制限の中で瞬時の判断を繰り返し、結果をチームで共有します。そのため、以下のようなスキルが自然に磨かれます。

  • 意思決定力
  • 戦略的思考
  • 状況把握・優先順位付け
  • 他者の意見を踏まえた調整力

特に、マネジメント層研修では“擬似経営”を行う経営シミュレーション型が人気です。収益・リスク・チームパフォーマンスを同時にマネジメントすることで、現場の判断が「経営感覚」として体系化されます。

ボードゲーム研修のメリット③理念浸透・カルチャー共有:“理解”から“体感”へ

企業理念やバリューを「言葉」で伝えるだけでは、社員の心に残りません。理解しても、行動に変わらないのが現実です。そこで効果を発揮するのが、ストーリー型ボードゲーム研修です。

たとえば、会社の創業ストーリーをモチーフにしたゲームでは、社員自身がその物語を体験し、困難や決断を“自分事”として感じます。すると、理念が抽象的なスローガンではなく、“自分の行動指針”として腹落ちするようになるのです。理念や価値観を「語る」から「感じる」へ。この体験が、カルチャーを組織全体に浸透させる最大のきっかけになります。

ボードゲーム研修のメリット④人的資本経営への貢献:学習投資を“見える化”する

ボードゲーム研修は、“人的資本経営”との親和性が非常に高い施策です。従来のように「何人受講したか」だけでなく、研修による行動変化や組織文化の定量化が可能になります。

以下のような効果測定が実際に行われています。また、有価証券報告書などの人的資本開示においても、「学習施策の成果」を具体的に示せる取り組みとして注目されています。

指標カテゴリ測定例経営貢献
行動変化意見発言率・提案件数の増加イノベーション力強化
組織活性化チーム満足度・協力率の上昇離職率低下・心理的安全性向上
理念浸透企業バリューの自発的発言数エンゲージメント・共感度向上

チームビルディングから次世代リーダー育成、理念浸透まで、弊社ASOBOARDでは、これら4つの目的すべてに対応したオリジナルボードゲームを制作しています。

「自社の課題に最も効くゲームはどれか?」とお悩みの方は、弊社のコンサルタントが貴社に最適なプランをご提案いたします。

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従来型研修とボードゲーム研修の比較

ボードゲーム研修と従来型研修の比較①知識を得るだけの学びから、“行動が変わる学び”へ

多くの研修担当者が感じている課題があります。「研修では理解したはずなのに、現場で行動が変わらない」。

この問題の本質は、研修の形式にあります。講義やeラーニングのような知識中心型の研修は、受講者の頭に情報を入れることはできても、感情を動かすことができないため、行動への転換が起こりにくいのです。

ボードゲーム研修と従来型研修の比較②従来型研修の課題

講義型・オンライン型・ケースディスカッション型など、従来の研修は多様にあります。しかし、どの形式にも共通する課題は「受講者の主体性の欠如」です。

研修タイプ特徴主な課題
講義型専門家による知識インプット受け身になりやすい、定着率が低い
eラーニング型効率的に学べる実践・感情体験が伴わない
ケーススタディ型現実事例を分析する分析で終わり、行動訓練にならない
ロールプレイ型模擬的に実践する一部の人しか発言せず、観客化しやすい

つまり、「理解したつもり」にはなるが、「自分事化」できない。その結果、行動変容に至らない構造的な限界を持っているのです。

ボードゲーム研修と従来型研修の比較③行動を伴う体験設計

ボードゲーム研修は、従来型と決定的に異なるのは、「感情」「行動」「対話」がセットになっている点です。

受講者は単なる参加者ではなく、物語の登場人物・経営者・リーダー・交渉者として、その場に没入します。ゲームの中で起こる選択・失敗・葛藤・成功体験が、一人ひとりの中に「体験記憶」として残ります。

これにより、研修後の振り返り(リフレクション)で、以下のような“気づき”が自然に生まれます。

「自分は情報が不足すると判断を避ける傾向がある」
「他者の意見を待つタイプだと気づいた」
「チームの成果より個人の達成を優先していた」

ボードゲーム研修と従来型研修の比較④経験学習モデルの効果

教育心理学者デイビッド・コルブが提唱した「経験学習モデル」は、人が学びを行動に変えるプロセスを4段階で定義しています。

フェーズ内容ボードゲームでの対応
①具体的経験実際に行動する体験ゲーム内の判断・交渉・意思決定
②内省的観察経験を振り返るゲーム後の振り返り・ディスカッション
③抽象的概念化経験を理論化するチームでの気づき共有・行動仮説の形成
④能動的実験新しい行動を試す研修後の現場実践・次回研修への適用

ボードゲーム研修は、この4つのステップを1つのセッションの中で完結できます。つまり1日の研修で「体験→内省→理論→行動」を循環させることができるのです。これは、他の研修手法ではなかなか実現できない構造です。

ボードゲーム研修と従来型研修の比較⑤感情が学習定着を加速させる

神経科学の観点からも、感情を伴った学びは記憶定着率を高めます。「楽しい」「悔しい」「驚いた」といった感情は、脳内の扁桃体を刺激し、記憶の保存を強化する作用を持っています。

そのため、ボードゲーム研修では体験が記憶に残り、記憶が行動を変える」というサイクルが自然に生まれます。この仕組みが、研修効果の高さにつながっています。

ボードゲーム研修と従来型研修の比較⑥体験から“対話”が生まれ、組織が学習する

もう一つの重要な要素が「対話」です。ゲーム体験の後に行われる振り返りセッションでは、参加者同士が気づきを言語化します。

「なぜあの判断をしたのか?」
「どんな思考の癖が出ていたか?」

こうした内省と共有が、個人の学びをチームの学びへと拡張します。結果として、組織全体が“学習する集団へと変化していくのです。

ボードゲーム研修と従来型研修の比較のまとめ

観点従来研修ボードゲーム研修
学びの中心講師・教材参加者自身
学びの方法聞く・読む行動・体験・対話
感情の動き低い高い(没入・葛藤・喜び)
記憶定着率約20%約70%(当社データ)
行動変容弱い強い(自己認知を伴う)

この比較が示す通り、ボードゲーム研修は“体験の中で学ぶ”ことを軸に据えた行動変容型研修と言えるのです。

ASOBOARDの研修は、まさにこの「経験学習サイクル」を回すことに特化して設計されています。体験だけで終わらせず、質の高い振り返り(リフレクション)を通じて、翌日から使える行動指針を導き出します。理論に裏打ちされた「人が変わる仕組み」を体験したい方は、ぜひお問い合わせしてみてください。

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ボードゲーム研修の種類と選び方

ボードゲーム研修と一口に言っても、その設計や構造は多種多様です。「どんな課題を解決したいか」によって、最適なゲームの形式が異なります。ここでは、企業研修で実際に導入されている4つのタイプを整理して解説します。

ボードゲーム研修の種類と選び方①対戦型:競争と戦略で“意思決定力”を磨く

最も一般的なタイプが、この「対戦型」です。複数チームが限られたリソースを奪い合い、スコアを競う形式です。ビジネス環境を再現することで、戦略的思考や意思決定スピード、交渉力を鍛えることができます。

対戦型ボードゲーム研修の特徴

  • 明確な勝敗があり、緊張感と集中力を生みやすい
  • 経営・営業・マーケティングなど、ビジネス的要素を再現可能
  • 各プレイヤーが“自分の判断の影響”を実感しやすい

対戦型ボードゲーム研修のテーマ例

  • 経営シミュレーション(利益最大化・資源配分)
  • 営業戦略研修(顧客選定・商談優先度)
  • プロジェクトマネジメント研修(納期・品質・コストの最適化)

対戦型ボードゲーム研修の得られる効果

  • 判断力・戦略思考・リスク管理力の向上
  • チーム内意思決定のスピードアップ

対戦型ボードゲーム研修の対象層

  • マネジメント層
  • 営業リーダー
  • 経営幹部候補

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ボードゲーム研修の種類と選び方②協力型:チーム全員でゴールを目指す“共創体験”

チームビルディングやコミュニケーション強化に最も適しているのが「協力型」ゲームです。

全員が力を合わせて、共通の目標(売上・成果・社会的課題など)を達成する構造になっています。

協力型ボードゲーム研修の特徴

  • チーム内での役割分担と情報共有がカギ
  • 個人の成果より、“全体最適”を重視する仕組み
  • 会話量が多く、参加者全員が自然に発言しやすい

協力型ボードゲーム研修のテーマ例

  • 新入社員研修(チームで課題を解決する体験)
  • 部署横断プロジェクトのチーム強化
  • 社内コミュニケーション研修

協力型ボードゲーム研修の得られる効果

  • 相互理解・心理的安全性の醸成
  • チームワーク・合意形成力の強化

協力型ボードゲーム研修の対象層

  • 新入社員
  • 若手社員
  • 中間層

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ボードゲーム研修の種類と選び方③ストーリー型:理念や価値観を“体験的に理解する”

会社の理念や歴史、価値観をゲーム体験に落とし込むタイプです。参加者は物語の登場人物として意思決定を繰り返し、「自分だったらどうするか?」を考える構造になっています。

ストーリー型ボードゲーム研修の特徴

  • 感情移入しやすく、価値観の理解・共感を促す
  • 企業理念・カルチャー・歴史を体感的に学べる
  • “理念を行動に落とす”構造を再現できる

ストーリー型ボードゲーム研修のテーマ例

  • 理念浸透研修(会社のミッション・ビジョンを体験)
  • 採用研修・内定者研修(組織文化理解)
  • SDGs・CSR教育(社会的テーマを体験的に学ぶ)

ストーリー型ボードゲーム研修の得られる効果

  • 抽象的な理念を“自分事化”できる
  • 行動指針の理解・共感・再定義

ストーリー型ボードゲーム研修の対象層

  • 全社員
  • 採用・育成フェーズの若手層

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ボードゲーム研修の種類と選び方④ハイブリッド型:講義+体験+内省

最近増えているのが、この「ハイブリッド型」です。講義やワークショップとボードゲームを組み合わせて、「理論→体験→内省」を一連の流れで学ぶスタイルです。

ハイブリッド型ボードゲーム研修の特徴

  • 座学で理論を理解し、ゲームで実践・振り返りを行う
  • 行動科学やリーダーシップ理論を“自分の行動”で確かめられる
  • 経営・組織開発系のテーマに最適

ハイブリッド型ボードゲーム研修のテーマ例

  • リーダー育成研修(理論+ゲーム+ディスカッション)
  • 管理職研修(マネジメント理論を行動で体験)
  • 組織開発プログラム(心理的安全性+行動設計)

ハイブリッド型ボードゲーム研修の得られる効果

  • 理論と体験の両輪で、理解が深く定着する
  • 「現場で活かせる学び」を自分で発見できる

ハイブリッド型ボードゲーム研修の対象

  • 管理職層
  • 経営企画
  • 人事企画担当

ボードゲーム研修の種類比較のまとめ

タイプ主目的キーワード主な学習テーマ
対戦型戦略思考・意思決定競争・リスク・分析経営・営業・戦略
協力型チームビルディング共創・調整・心理的安全性コミュニケーション・信頼
ストーリー型理念・価値観の理解感情・共感・自己発見理念浸透・カルチャー共有
ハイブリッド型理論+実践の統合体系化・振り返り・行動設計マネジメント・組織開発

対戦型、協力型、それともハイブリッド型か。ASOBOARDでは、ヒアリングを通じて貴社の組織風土や解決したい課題に最も適した「学びの構造」をデザインします。

既存のゲーム活用からオリジナル制作まで、柔軟な提案が可能です。まずは無料相談にて、貴社の目指すゴールをお聞かせください。

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最適なボードゲーム研修を選ぶための3つの観点

ボードゲーム研修を選定する際は、次の3点を明確にしておくと失敗しません。

  1. 目的(何を変えたいか)
     例:コミュニケーション改善/理念理解/意思決定力強化
  2. 対象(誰に実施するか)
     例:新入社員/中堅社員/管理職
  3. 成果定義(何をもって成功とするか)
     例:アンケート満足度/行動変化/定着率

詳細を知りたい方はこちらを参考にしてください。

ボードゲーム制作の導入プロセス

ボードゲーム研修の導入で最も重要なのは、「ゲームを作ること」ではなく、“なぜこの研修を行うのか”という目的設計です。目的が明確であれば、設計・実施・評価のすべてがブレず、研修が“イベント”ではなく“仕組み”として機能します。ここでは、導入の全体像を6つのステップで整理します。

ボードゲームの導入プロセス①目的整理「何を変えたいのか」を明確にする

最初に行うべきは、「研修の目的定義」です。ボードゲーム研修の効果を最大化するためには、次の3つを明確にすることが重要です。目的が定まると、“何を体験させるゲームが最適か”が見えてきます。

項目具体例
課題(現状の問題)「チーム間の連携が弱い」「理念が浸透していない」
目的(研修で目指す状態)「チームでの意思決定を活発にする」「理念を行動に落とし込む」
成果指標(測定方法)「発言率」「行動変化アンケート」「理念理解度」

ボードゲームの導入プロセス②要件定義・実施体制を設計する

次に、実施に関する具体的な要件を定義します。

要素内容例
対象新入社員/中堅社員/管理職など
人数・形式1回あたり10〜50名(グループ単位)
期間半日〜1日が一般的。連続型プログラムも可。
実施形式対面・オンライン・ハイブリッドなど
体制ファシリテーターの有無・内製化の可否

この段階で、「社内講師型」か「外部講師型」かを決定することも多いです。特に社内展開を見据える場合は、初回から社内ファシリ育成を組み込むとスムーズです。

ボードゲームの導入プロセス③コンセプト設計

研修の目的に応じて、最適なゲーム構造を決めていきます。たとえば以下のように整理できます。

このフェーズでは、単なる「面白いゲーム」を作るのではなく、“研修の狙いを体験に翻訳する”ことが最も重要です。

研修目的適した構造ゲームの一例
チームビルディング協力型チームで課題を解決する「共創チャレンジ」型
マネジメント研修対戦型チームを率いて成果を競う「経営シミュレーション」型
理念浸透ストーリー型会社の創業ストーリーを追体験する「理念探求」型
人的資本経営ハイブリッド型理論+実践+振り返りを組み合わせた構成

ボードゲームの導入プロセス④プロトタイプ制作:テストプレイで精度を上げる

ボードゲーム研修の成功を左右するのが、このプロトタイプ段階です。実際にテストプレイを行い、次の観点から改善を行います。

  • ゲームの難易度・テンポ・ルール理解度
  • 学びの要素(気づき・対話・内省)の発生タイミング
  • ファシリテーション導線(介入タイミング・問いかけの質)

ボードゲームの導入プロセス⑤制作開始

テストプレイを経て正式版を制作します。この段階では、以下の要素を整備します。研修当日は、ファシリテーターまたは社内講師が進行します。複数チームが同時にプレイし、最後に全体振り返りセッションを行う構成が一般的です。

  • 印刷・パッケージ化されたゲーム教材
  • 司会進行用の台本(ファシリテーションマニュアル)
  • 振り返り用ワークシート/アンケート
  • 社内展開用ガイドライン

ボードゲームの導入プロセス⑥効果測定と振り返り

実施後は、必ず効果を可視化します。また、年次更新・テーマ刷新により継続運用することで、1回きりではない“企業文化としての学習”を根づかせることができます。

指標カテゴリ測定内容評価方法
定量評価発言率・アンケート結果・満足度事後アンケート・自動集計フォーム
定性評価行動変化・チームの雰囲気・上司のフィードバックインタビュー・レポート分析

導入プロセスの煩雑さや、費用対効果の説明にお困りではありませんか? ASOBOARDなら、目的設計の段階からプロが伴走し、スムーズな導入を支援します。

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ボードゲーム制作費用の目安

オリジナルボードゲーム制作にかかる費用は、目的・規模・仕様によって大きく変動します。 「数万円で済むのか」「数百万円かかるのか」と不安を持つ方も多いですが、実際の相場は50万円〜300万円程度が中心です。

項目費用レンジ内容
既存ゲームの活用30〜80万円テーマを選んで実施。費用を抑えて試せる。
オリジナル制作(設計+制作)100〜300万円目的・課題に合わせた完全オーダーメイド。
社内講師育成パッケージ50〜150万円ファシリテーター研修+社内展開支援。
運用・改善サポート月5〜10万円年次更新・データ分析・改善提案を含む。

ボードゲームの制作費用の相場を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

ボードゲーム研修の導入スケジュール

ボードゲームの制作の流れ

フェーズ期間主な内容
目的設計・要件定義2〜3週間打合せ・対象定義・研修ゴール設計
コンセプト設計2〜4週間ゲーム構造・テーマ・ルール設計
プロトタイプ制作・テスト3〜5週間仮制作・試験プレイ・修正
本制作・導入2〜3週間本制作・印刷・実施

平均リードタイムは約2〜3ヶ月となり、期はやや時間がかかりますが、完成後は毎年繰り返し活用できます。詳細は下記の記事を参考にしてみてください。

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最後に

ボードゲーム研修は、単なるトレンドではなく、「企業が学び続ける仕組み」をつくるアプローチです。もし、あなたの会社で、

「研修が形骸化している」「理念が浸透しない」「若手が育たない」

という課題があるなら、それは“教え方”ではなく“学び方”の設計を見直すタイミングです。ボードゲーム研修は、あなたの組織に学ぶ楽しさと気づく力を取り戻します。そしてそれは、人的資本経営の未来そのものを支える投資になります。

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弊社ASOBOARDは、お客様のニーズに合わせたサービス提供の柔軟性にあります。企画から全て任せたい企業様はもちろん、デザインなしでゲームルールの検証・バランス調整のみに重きを置きたい、あるいは企画・デザインは完了し印刷・製造のみを依頼したいといった、あらゆる制作段階に対応可能です。

  • 企画から製造まで全て任せたい方は【一気通貫サービス】
  • ルールのバランス調整のみ頼みたい方は【検証特化サービス】
  • デザインと製造のみを依頼したい方は【製造特化サービス】

貴社のフェーズやリソースに合わせて、最適な形でプロジェクトを支援いたします。まずは「どんな課題を解決したいか」、その想いをお聞かせください。

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